神奈川県鎌倉市の材木座海岸で死んだザトウクジラが21日に打ち上げられているのが見つかったのに続き、22日には横須賀市の北下浦海岸でも死んだザトウクジラが打ち上げられた。
県警浦賀署によると22日午前6時ごろ、横須賀市長沢2丁目の北下浦海岸で、クジラが漂着しているのを通りかかった男性が見つけ、110番通報した。
京急油壺マリンパーク(三浦市)の飼育員が確認したところ、体長約5・7メートルのザトウクジラだった。腐敗が進んでおり、死後かなり経っているとみられるという。
相模湾側の材木座海岸に続き、東京湾側の北下浦海岸でもクジラが打ち上げられたことについて、マリンパークの飼育員は「強風で海が荒れ、海を漂っていた個体が漂着した可能性はある」と話した。海岸を管理する横須賀市は、砂浜に穴を掘ってクジラを埋めることにしている。(太田泉生)