太陽が水平線や地平線の近くでへんな形に見えるのを「変形太陽」と呼ぶ。暖気と冷気が接するところで光が屈折して発生する蜃気楼(しんきろう)の一種だ。 「空の探検家」で写真家の武田康男さん(59)は5月、茨城県鉾田市で海から昇る太陽が、わずか3分弱で様々な姿に見える様子を撮影した。「鮮明な記録は珍しく、完全に二つになった太陽は貴重だ」という。 武田さんによると、海面上に冷たい空気の層があったため、まず上側に反転して見える蜃気楼が発生し、二つに見えた。二つはやがてつながり、やや四角い形に。太陽が少し昇ると、下側に蜃気楼が生じ、逆ひょうたん形になった。その後、蜃気楼は下に離れ、また二つに見えた。 四角い太陽が冬を中心に現れる北海道別海町は、この気象現象を観光資源と位置づける。武田さんのように別の場所でも見られるが、頻度は低い。出合うには腰を据えた観測が必要だ。(米山正寛) |
四角→逆さひょうたん……変幻自在、水平線の太陽を撮影
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
野山に網張る「夏の女王」、雄の体は雌の5分の1
透き通る清流、水中彩る白い花 旧中山道の宿場町
大阪城公園、樹木1200本伐採 「商売ありき」批判も
商業捕鯨再開、食べる?食べない? 協会は「号外」発行
クジラの町、期待と不安の船出 商業捕鯨31年ぶり再開
潜ったり頭見せたり…迷いクジラ? 見物客も 小倉の港
屋久島と奄美のみに自生の希少シダ、同じ種でも二つの姿
都会に残るあふれる自然 玉川上水の花マップ完成間近
横須賀の漂着死骸もザトウクジラ 強風で流されてきたか
熊本地震で被災のチョウ、瑠璃色の羽で復活の舞い
横須賀の海岸にもクジラ漂着? 体長6mの死骸を発見
新緑映える「四万ブルー」 群馬の湖、水没林が出現
サルの声追い、屋久島で調査30年 群れの生態、解明
高層のビル街に緑の空間 道路に芝生広場、親子連れ笑顔
琵琶湖ピンチ、初の「酸欠」 冬の「深呼吸」今年起きず
モズクの新種を発見 三陸地方沿岸の一部のみに分布か
天皇陛下ゆかりの島で100万輪のテッポウユリが満開
数は増えたが…岐路に立つジオパーク、認定取り消しも
アホウドリ調査40年 5千羽回復に「やりきった!」
チューリップ咲いた♪21日ごろまで見頃 兵庫・淡路島
春の風物詩?それとも厄介者? 利根川堤防の「菜の花」
千鳥ケ淵の夜桜、満開を過ぎつつ ライトアップ7日まで
「桜の通り抜け」今年も 台風被害から復活 造幣局
皇居・乾通りの桜、公開始まる 花冷えの中、大勢の人
花見シーズン本格化 上野公園に大勢の観光客