大阪城公園(大阪市)で、公園運営を民間企業が担うようになった2015年度以降、約1200本の樹木が伐採されていたことがわかった。無料の遊具エリアがあるのに、すぐそばに樹木を伐採して民間運営の有料の遊び場が設けられた場所もあり、「商業化が行き過ぎている」と市民から不満の声も出ている。 6月の晴れた日、公園は家族連れや外国人観光客でにぎわっていた。子ども向けに18年にオープンした有料の遊び場がある一方、無料の遊具では、当時から一部の滑り台が故障で閉鎖したままだ。大阪府四條畷(しじょうなわて)市から孫(5)を連れて遊びに来た男性(74)は「観光客ばかりで、住民がのんびり過ごす場所じゃなくなったね」と話す。 大阪城公園は大阪市が運営していたが、民間参入を進める指定管理者制度によって15年度から20年間、電通や読売テレビなどで構成する大阪城パークマネジメント共同事業体(PMO)が運営することになった。 公園の魅力向上も管理者選定の条件で、新たな商業施設設置も認められる。このため、公園東側を中心にコンビニや飲食施設、劇場などが次々と建てられ、集客力を高めている。 一方、園内では商業施設建設のため樹木伐採が進む。大阪市には市民から「木がどんどん伐採されている」「商売ありきの公園になっている」などの不満が寄せられている。 甲南大の谷口るり子教授(教育… |
大阪城公園、樹木1200本伐採 「商売ありき」批判も
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