男性(当時46)が自殺したのは職場でのパワハラが原因だったとして、男性の妻らが勤務先の給食センターを運営する「エイエスワイ」(青森市)に損害賠償を求めた訴訟が15日、仙台高裁で和解した。同社は解雇により男性に精神的苦痛を与えたことを認め、妻らに和解金2400万円を支払う。給食を作ることが大好きだった夫はなぜ自殺したのか。悲しみを抱え続けた妻が、胸中を明かした。
原告らによると、自殺したのは平内町の花田司さん。勤務先のエイエスワイは当時、平内町から委託を受けて町内の学校給食の調理や輸送をしており、町の職員がセンター長を務めていた。花田さんは1999年から勤務し、2012年からは主任を務めていた。
14年、従業員同士で無視し合…