労組日本プロ野球選手会(炭谷銀仁朗会長=巨人)は20日、今季の日本人選手の年俸調査結果を発表した。平均年俸は前年比0・8%増の3985万円で、微増ながら1980年の調査開始以来(80~87年は推定年俸による調査)、過去最高額となった。球団別では巨人が平均6926万円で4年ぶりのトップ。最下位はオリックスの2654万円で、トップ球団との「年俸格差」は約2・6倍。昨年(1位ソフトバンク、12位日本ハム)の格差3・3倍からはやや縮小された。
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調査は選手会所属の支配下選手731人の自己申告によるもので、育成選手と外国人選手は含まれない。消費税別で、出来高払いは算入されていない。菅野(巨)が推定6億5千万円、柳田(ソ)が推定5億7千万円など高額の契約が目を引くが、年俸1億円以上の選手は昨年より12人減って67人だった。全体の61・6%は2千万円未満の契約となっている。
球団別では3年連続トップだったソフトバンクが2位に。3位阪神、4位楽天は変わらず、セ・リーグ3連覇の広島が5位に浮上した。オリックスは5位から最下位へ急降下した。大型契約選手の移籍などが影響したとみられる。セ、パ両リーグ間では、5年ぶりにセの平均がパを上回った。