20日午後1時ごろ、北海道浦幌町の道東道本別インターチェンジ(IC)と浦幌IC間の上下線で、トラックや高速バスなどが衝突する事故が3件相次いだ。合計12台が事故に遭い、14人が重軽傷を負った。道警は、強風で畑から舞い上がった土煙で視界が悪くなったことが事故の一因とみて調べている。
道警によると、札幌方面に向かっていたトラックに後続の乗用車とトラックの計3台が次々と追突。その100メートル後方で、高速バスやタンクローリーなど6台も衝突した。さらに、対向車線でも乗用車とトラックが衝突したという。高速バスの運転手の40代男性、乗客の50代男性、対向車線の乗用車の30代女性の3人が骨折などの重傷を負った。
バスを運行する北海道拓殖バス(北海道音更町)によると、バスは北海道釧路市の釧路空港から北海道帯広市内へ向かっていた。バスには運転手1人、乗客3人が乗っていたという。
札幌管区気象台によると、浦幌町では、午後1時40分に最大瞬間風速12・5メートルを記録した。