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「なんで生んだ」親を恨んだ過去 全盲の男性が語る人生

熊本県人吉球磨地域の小中学校で、全盲として生きる体験談を約20年にわたり語り続ける男性がいる。いじめのつらさ、自分を守ってくれた友だちのありがたさ、スポーツとの出会い……。マラソンにも出場している男性が目指す次のゴールは「親への謝罪」だ。


世界の教育に貢献したい 全盲の女子高生、東大で目指す


相良村で鍼灸(しんきゅう)院を営む福山洋二さん(66)。生まれつき左目が見えず、右目も徐々に視力が低下し失明した。2月末、人吉市立第二中学校で「共に生きよう」と題して体験を語った。


相良村の小学校時代は、靴を隠されたり、歩く先にバケツを置かれたりするいじめを受けた。「そんな時、4、5人の仲間が体を張って、いじめっ子たちからぼくを守ってくれた。仲間のおかげで通学できた」


一方で、先生に「黒板の字を読…


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