4月1日の新元号「令和」の発表時に菅義偉官房長官が掲げた墨書のレプリカが25日から国立公文書館で展示されることになった。菅氏が23日午前の記者会見で発表した。
レプリカは、同じ和紙に実物大で精巧に複写し、同じ額縁に入れて展示されるという。菅氏は「実物に近い形で国民の皆さまにご覧いただくことで新しい元号が広く親しみを持たれ、生活の中に深く根ざしていくことを期待している」と話した。
実物の墨書は、公文書管理法などの規定に従って保管されている。公開や貸し出しを求める声が多数寄せられており、政府は早ければ2021年4月にも同館に移管し、公開となる見通しだ。