自民党の二階俊博幹事長は22日夜、小泉純一郎元首相や小池百合子東京都知事らと東京・赤坂の日本料理店で会食した。夏の参院選に合わせて衆院を解散する衆参同日選などが話題となり、消費増税の先送りや憲法改正を争点にした解散は「あり得ない」との認識で一致したという。
会食には、自民党の山崎拓元副総裁と武部勤元幹事長も同席。山崎氏によると、6月に大阪で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議での日韓首脳会談の実現に向け、二階氏に事前調整を求めたところ、二階氏は「そうしたい」と応じたという。
小泉氏は記者団に、「解散は総理の専権事項」と述べる一方、憲法改正の争点化について問われると、「そんなことするべきじゃないと(会食で)言ったよ。憲法問題を選挙の争点にしちゃいかん。それはみんな一致」と述べた。(永田大)