新党大地代表の鈴木宗男・元衆院議員(71)は18日、東京都内で記者会見を開き、この夏の参院選比例区に日本維新の会の公認で立候補を目指す考えを表明した。「最後の男の戦いをしたい。私は北方領土問題の解決に誰よりも向き合ってきた。これは見届けたいし、結果を残したい」と述べた。維新は受け入れる方針。
鈴木氏は5月に受けた食道がんの手術の結果について「転移はない」と説明。17日に維新の松井一郎代表(大阪市長)と会談し、新党大地を残しながら維新に入党する意向を伝えたことを明かし、「様々な地域政党がある中、同じ理念や政策が一致するなら一緒になった方がいい」と語った。
松井氏は18日、市役所で記者団に「鈴木氏の経験や人脈は維新にとってプラスになる」と指摘。「鈴木氏は『死ぬ気でやる』と言っていた。そこまで言われるなら、受け止めないとしょうがない」と述べた。