奈良県警本部で鑑識課長を務める50代の男性警視が、同県橿原市の自宅近くの畑でトウモロコシを盗んだ疑いがあるとして、県警から事情を聴かれていることが県警への取材でわかった。課長は「酒を飲んでいた」などと説明し、容疑を認めているという。県警は処分を検討している。
捜査関係者によると、鑑識課長は6月21日夜、橿原市内の畑でトウモロコシ1本を盗んだ疑いがある。
畑の近くを通りかかった近くの住人が、畑に入る男を目撃。注意したところ、男が逃げようとし、もみ合いになったという。住人は男を取り押さえて110番通報し、駆けつけた警察官に引き渡して鑑識課長だとわかった。課長は現在、仕事を休んでいるという。(桜井健至)