トランプ米大統領は12日、ウィリアム・ハガティ駐日米国大使が2020年の上院選に南部テネシー州から出馬するとツイッターで明らかにした。ハガティ氏は出馬に伴って大使を辞任することになり、今後、後任人事が注目される。
ハガティ米大使、進まぬ貿易交渉に不快感「すみやかに」
トランプ氏は「実にすぐれた駐日大使で、テネシーを愛するハガティ氏が上院選に出馬する。彼は犯罪や国境問題に強硬姿勢だ」と書き込んだ。さらに「私から完全な支持を受ける」とした。
ハガティ氏は、ボストン・コンサルティング・グループ出身。不動産投資など三つの上場企業の役員や、地元テネシー州で経済開発庁長官を務めた経験がある。2017年3月にトランプ大統領に駐日大使に指名され、同8月に着任した。(ワシントン=渡辺丘)