米東部バージニア州シャーロッツビルで2017年8月、白人至上主義団体の集会に抗議していたデモ隊に団体側の男の車が突っ込み、1人が死亡、多数がけがをした事件で、バージニア西地区連邦地裁は28日、車を運転していたジェームズ・フィールズ被告(22)に終身刑を言い渡した。
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同被告は3月の公判で、罪に問われた憎悪罪(ヘイトクライム)30件のうち29件について有罪を認めていた。AP通信によると、弁護側は精神状態などを理由に刑期の短縮を求めたが、認められなかった。被告は判決言い渡し前に法廷で謝罪したという。
また、被告は州の裁判で第一級殺人罪で有罪とされており、この罪に対する刑期は7月に言い渡される。(ニューヨーク=鵜飼啓)