2020年の米大統領選で、野党・民主党の候補者指名をめぐるテレビ討論会の2日目が27日、フロリダ州マイアミで行われた。この日は、世論調査でトップを走るジョー・バイデン前副大統領(76)が登場したが、各候補から高齢や過去の政治判断を攻められて「火だるま」になった。一方で黒人女性のカマラ・ハリス上院議員(54)が喝采を浴び、選挙情勢が大きく変わりかねない波乱の討論会となった。
討論会には、各世論調査でトップを走るバイデン氏と、追いかけるバーニー・サンダース上院議員(77)が中央に位置し、2人を挟むように、ハリス氏やインディアナ州サウスベンド市のピート・ブダジェッジ市長(37)ら計10人の候補者が並んだ。
当初、国民皆保険制度や大学無償化など革新的な政策を打ち出すサンダース氏と、穏健派のバイデン氏の事実上の一騎打ちになるかと思われた。
しかし、違う展開を見せる。3…