2日も猛烈な暑さが続いています。気温35度以上の猛暑日を観測した地点は全国200地点を超え、今年最多を更新しました。さらに台風8号も発生。このあと日本列島に接近するおそれがあります。
空一面を覆う稲光。2日、沖縄は冷たい空気が入り込んだ影響で、各地で不安定な天気に。一方、新潟の花火会場では、暑さの影響からつむじ風が立て続けに発生。場所取り用のレジャーシートが空高く舞い上がりました。
2日も異常な天気となった日本列島。
「暑いです。あまりに汗が出るから、神経内科にかかってきたところ。でも異常なしって。暑いからしかたがないんだって」(女性)
名古屋市では36.4度を観測。岐阜市や大阪府豊中市で38.5度、福岡県久留米市で38.3度を記録するなど、全国233の地点で気温35度以上の猛暑日になり、今年最多を更新しました。
奈良公園では鹿も水辺で涼をとり、専用のバケツで水分補給。1週間以上熱帯夜が続く東京都心でも午前中に35度に達し、2日連続の猛暑日に。
気をつけなければならないのが熱中症です。東京消防庁によりますと、都内では午後3時までに、あわせて144人が熱中症とみられる症状で病院に運ばれました。茨城県つくば市では、午前2時半ごろ、80歳の女性が自宅のトイレの前で倒れ病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。この危険な暑さは週末も続く見通し。
また、6日ごろには、2日に南鳥島の近くで発生した台風8号が、西日本や沖縄などに近づくおそれがあります。台風にも警戒が必要です。