関係悪化は必至です。政府は輸出管理上の優遇措置が得られるいわゆる「ホワイト国」から、韓国を除外することを閣議決定しました。
「経産省としては、輸出管理当局として厳格な審査に努めてまいりたい。対抗措置といった種類のものでもない」(世耕弘成経産相)
政府は、安全保障上の輸出管理で優遇措置をとっている「ホワイト国」27か国から、韓国を除外する政令の改正を2日朝の閣議で決定しました。韓国への半導体材料の輸出管理を強化したのに続くもので、日本が「ホワイト国」の指定を取り消すのは韓国が初めてです。
政令は今月7日に公布され28日に施行されることから、韓国は28日に「ホワイト国」から除外されます。これにより、輸出管理が厳しくなる対象品目がさらに拡大されることになります。
経済産業省は、安全保障上の適切な運用の見直しとしていますが、韓国側の反発は必至で、両国関係がさらに悪化するのは避けられない情勢です。