女子サッカークラブのコーチが、指導していた女子中学生の着替えを盗撮した疑いで、警視庁に再逮捕されたことが分かりました。
険しい表情でうつむき、足早に警察署に入る男。児童ポルノ禁止法違反の疑いで再逮捕されたのは、NPO法人「スポーツカントリーアンビスタ」の元代表理事・石尾潤容疑者(29)です。
石尾容疑者は東京・荒川区のサッカークラブでコーチを務めていましたが、捜査関係者によりますと、今年7月3日の午後6時ごろ、指導していた女子中学生にこう声をかけ呼び出したといいます。
「スポーツブラの試着をしてほしい」(石尾容疑者)
石尾容疑者は事務所の部屋に複数の小型カメラをしかけ、女子中学生の着替えの様子を盗撮。その動画を保存していたということです。
「真面目で熱心な仕事ぶりでした」(石尾容疑者の元同僚の男性)
3年以上前から熱心に女子チームを指導していたという石尾容疑者。先月にも、夏合宿を行った栃木県那須塩原市の旅館で、盗撮を試みていました。石尾容疑者は、浴室の脱衣所の壁にフック型の小型カメラを設置。しかし翌日、女子中学生らがそれまで無かったフックに違和感を感じ、カメラを発見しました。石尾容疑者は女子中学生らに追及され、警察署に自ら出頭、逮捕されました。
「(出頭の前)警察に自ら話をして、反省をしていただきたいという話をした。(石尾容疑者は)無言でうなずいていた」(石尾容疑者の元同僚の男性)
取り調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めているという石尾容疑者。警視庁はほかにも余罪がないか捜査しています。