詐欺などの罪に問われている「森友学園」の前理事長、籠池泰典被告は、2日の被告人質問で、大阪府と市の補助金不正受給について「だますつもりはなかった」と主張しました。
起訴状によりますと、籠池泰典被告(66)と妻の諄子被告(62)は、大阪府豊中市に開校予定だった小学校の建設をめぐり、国の補助金およそ5600万円をだまし取ったほか、幼稚園の運営に関連し、大阪府と市の補助金およそ1億2000万円をだまし取ったとされています。
前回の被告人質問で泰典被告は、大阪府や市の補助金について「やっちゃいけないことをした」などと述べていました。一方、2日の被告人質問では、検察側から「だますつもりだったのか」と問われると、泰典被告は一転して「府や市の職員をだますつもりは全くなかった」と主張しました。
判決は来年2月に言い渡される予定です。