56.6%の回答者が「感染症が終息しても『クラウド生活』を続ける」
張さんは、「企業とプラットフォームがこれからも『クラウドサービス』を提供するなら、自分はこれからも試したい。『クラウド生活』は私たちのライフスタイルや消費スタイルに大きな変化をもたらした。これまでは、オンライン消費は若い人々の間で特に流行していた。最近は、より多くの人がオンライン消費を受け入れ、試すようになった。さらに科学技術レベルの向上にともなって、オンラインサービスはこれからどんどんよくなっていくだろう」と話した。
劉さんは、「テレワークが活用される業界やポストがますます増えるだろう。この間、より多くの企業が『クラウドオフィス』を試しており、勤務モデルの刷新や資源配置などで、企業の運営に新たなアプローチを提供することになると思う。『クラウド教室』を主要な形態とするオンライン教育が最近は非常に注目されており、教育の新たなスタイルを切り開いたといえる」と話した。
程さんは、「『クラウド生活』は非常に面白いもので、食材の調達、旅行、病気の受診、スポーツなどさまざまなニーズを満たすだけでなく、社交的なニーズにも対応できて、極めて大きなポテンシャルがあると思う」と述べた。
感染症が終息した後も、人々は『クラウド生活』を続けるだろうか。回答者の56.6%が「これからも続ける。『クラウド生活』に慣れてしまった」と答え、20.2%が「続けない」と答えた。結果を比較分析してわかることは、今後も「クラウド生活」を続けるとした人の中では、80後(1980年代生まれ)が特に高い関心を示した一方、00後(2000年代生まれ)では「続けない」の割合が最も高く35.2%に達したことだ。
最近の「クラウド生活」の未来への影響についてたずねると、65.9%が「人々の消費習慣のオフラインからオンラインへの転換を加速させる」と答え、58.2%が「企業のテレワークモデルの発展を推進する」と答え、「オフライン業者のサービス・体験を向上させ、経営モデルを刷新する」が58.0%、「娯楽や病気の受診などに新たなスタイルをもたらす」が49.8%、「オンライン教育の発展を加速する」が41.3%だった。
華東交通大学心理素質教育研究院の舒曼常務副院長は、「『クラウド生活』は人々に新たな希望をもたらした。オンライン仮想市場は勢いよく発展し、オンライン教育やテレワークなどの業態を生み出し発展させた。長期的にみれば、『クラウド生活』がもたらすライフスタイルは、長続きするだけでなく、絶えず改善されてさまざまな段階、様々な状況にある人々のニーズに対応するようになる」との見方を示した。
今回の調査の回答者を年代別にみると、00後が7.7%、90後(1990年代生まれ)が38.2%、80後が40.1%、70後(1970年代生まれ)が10.4%、60後(1960年代生まれ)が3.1%だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年3月27日