北京時間4月5日19時(日本時間20時)、在日本中国大使館は工程院院士で天津中医薬大学学長、中央指導グループ専門家グループのメンバーである張伯礼氏と日本の感染症専門家である大曲貴夫氏を招き、中日の専門家は日本に留学中の中国人学生と華人・華僑に向けて、オンラインで新型コロナウイルス感染による肺炎についての疑問に答えた。北京日報アプリが伝えた。
張氏は、中国では軽症や通常の症状の患者もすべて方艙医院(臨時医療施設)に収容されているが、日本では自宅で隔離する方法がとられているため、中国と日本は状況が異なる点を指摘している。そのため、どのような症状の場合に病院へ行くべきかに注意しなければならないとした。張氏によると、軽症から重症化する場合、5日目-7日目が一般的であるため、その数日間は非常に注意が必要だ。体を動かした後に、息苦しさや胸の苦しさ、だるさといった症状が悪化するようであれば、重症化する前兆であるため、直ちに病院に行く必要があるという。
張氏はまた、「新型コロナウイルス肺炎は中高年、特に糖尿病や冠状動脈性心疾患といった基礎疾患がある患者のリスクが高く、重症化しやすい。しかしその一方で、治癒・退院する高齢者の数も少なくないほか、若い患者でも重症化することがあり、さらには死亡するリスクすらある。このように、新型コロナウイルス肺炎と患者の年齢との間に絶対的な関係はないため、若い人々も油断してはいけない。また、新型コロナウイルス肺炎と一般的な風邪には大きな違いがあり、体を動かした後に息苦しさを感じるのが新型コロナの典型的な症状だ」と指摘した。(編集TG)
「人民網日本語版」2020年4月8日