米エクソンモービルが粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市圏)で投資建設する広東省恵州市のエチレンプロジェクトが、22日にクラウド着工式を行った。式典は当日午前、北京の人民大会堂、広東省恵州市の会場、米テキサス州ダラス市の3会場をライブ配信でつなげる形で行われた。人民日報海外版が伝えた。
式典で流されたプロジェクト説明動画の中で、エクソンモービル、広東省、国家発展・改革委員会の関係責任者がそれぞれの会場であいさつをした。11時頃になると、プロジェクトがいよいよ着工した。
このプロジェクトは米企業が中国で独自資本により実施する初の重大石油化学プロジェクトであり、投資総額は100億ドル(約1兆773億円)に上る。主に年産160万トン規模のエチレン製造装置などを製造する。
新型コロナウイルスが世界経済に深刻な打撃を与える中、このプロジェクトの実施は感染症に打ち勝とうとする各方面の信念を高め、国際経済・貿易協力を深める上で積極的な意義がある。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年4月23日