研究によると、一日に6回から10回手を洗えば、コロナウイルスの感染リスクを3分の1減らせるという。英紙「デイリー・テレグラフ」サイトの報道を引用して新華社が伝えた。
ロンドン大学のユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究者が冬季3シーズンにわたり成人1633人を対象に追跡調査・研究を行った。参加者は日常的に手を洗う習慣があり、研究者が鼻の奥から綿棒でサンプルを採取して、参加者がコロナウイルスに感染すると風邪の症状が起こることを確かめた。
研究の結果、1日に6-10回手を洗う人は、手を洗う回数が少ない人に比べて感染リスクを36%引き下げられるとわかった。
手を洗う回数が10回を超えても、リスクがより低減するわけではなかった。専門家は、「こうした研究結果からわかるのは、手洗いは新型コロナウイルスを含むウイルスの感染予防に有効だということ」と述べた。
この研究成果は英国誌「ウェルコム開放研究」に掲載された。「定期的に手を洗えば季節性のコロナウイルスの個人の感染リスクを低減できることが、初めて実証された」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年5月23日