中国船舶集団は26日に、船舶用二重燃料低速エンジン「WinGD X92DF」を世界に向け発表した。これは現時点で世界最大の船舶用二重燃料低速エンジンで、中国の航海の「心臓」がより強くなり、産業チェーンがさらに整ったことを意味する。新華社が伝えた。
「WinGD X92DF」は中国船舶傘下の温特図爾エンジン有限公司(WinGD)が独自開発し、上海中船三井造船ディーゼルエンジン有限公司が製造し、中船海洋動力技術サービス有限公司がサポートを行う。同エンジンの開発成功は、中国の船舶動力分野における重大なブレイクスルーだ。
「WinGD X92DF」は特大出力、スマート制御、グリーン・エコを一体化させており、卓越した性能及び排出基準により世界の同類エンジンをリードしている。同低速エンジンは燃料ガスモードでオットーサイクルの原理、低圧燃料ガス吸気技術を採用し、現在の最も厳しい「IMO Tier III」排出基準を満たす。同エンジンの遠隔スマートモニタリング・制御プラットフォームは効果的な事前判断によりリモートサポートを実現し、その運行とメンテナンスに、より専門的・スマート・スムーズ・効率的・信頼できるユーザー体験を提供する。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年5月28日