ロシア・RIAノーボスチの10日付報道によると、世界保健機関(WHO)ロシア支部のメリタ・ブイノビッチ代表は同メディアの取材に対し、「新型コロナウイルスが感染発生前に長く潜伏していた可能性を否定できない」と述べた。環球網が伝えた。 オックスフォード大学のトム・ジェファーソン博士は先に、「新型コロナがアジアで流行する前に、世界のその他の場所に存在していた。ウイルスはそれまで世界各地で『スリープ』の状態にあり、環境の変化により感染が始まった」と述べた。ジェファーソン氏によると、2019年3月にバルセロナ、ミラノ、トリノの下水にウイルスが存在した痕跡が見つかったという。 報道によると、ブイノビッチ氏はこの説について「WHOは大規模なチームを作っており、中国の学者と共にウイルスの起源について分析する。このウイルスは動物に寄生するが、いつ人に感染したのだろうか。具体的にいつどこで発生したかは断言しにくく、現在研究中だ。下水からウイルスが見つかっているが、具体的な状況は不明だ」と述べた。 ブイノビッチ氏は「過去のサンプルの研究を進めているが、これは複雑な研究だ。画期的な成果があれば、WHOは直ちに公表する。これはありえないことではないが、具体的には言えない」と話した。 報道によると、WHOは3月11日に新型コロナのパンデミックの判断を下した。同機関の最新データによると、世界の感染者はすでに1180万人以上で、死者は54万5000人を超えている。(編集YF) 「人民網日本語版」2020年7月14日 |
WHO幹部「新型コロナ、感染発生前に長く潜伏していた可能性も」
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