北京市と遼寧省瀋陽市を結ぶ京瀋高速鉄道が走る温■河特大橋(■は木へんに諭のつくり)で26日午後5時、最後の箱げたが設置された。これで、同鉄道の未開通区間が全て繋がったことになる。今後は、レールの敷設や、電気設備・通信設備・信号設備・電力設備の設置を進め、それらのテストも実施して、計画通りの開通に向けて基礎が固められる。北京日報が報じた。
京瀋高速鉄道は、「八縦八横」高速鉄道網の一角を担う京哈(北京-ハルビン)高速鉄道の重要な一部だ。同路線は、北京朝陽駅を出発して、朝陽区、順義区、昌平区、懐柔区、密雲区を通過して河北省に入り、同省承徳市、遼寧省の朝陽市、阜新市を通って瀋陽鉄道ターミナルに入る。
京瀋高速鉄道の北京・河北省区間は全長290キロで、うち北京市内が98.4キロ、河北省内が191.6キロ。設計時速は350キロで、トンネルが54ヶ所あり、その長さは合わせて152.8キロだ。京瀋高速鉄道が全線開通すれば、北京から瀋陽までの所要時間は2時間半に短縮し、北京・天津・河北省協同発展のサポートや東北地方の伝統的な工業拠点の振興などの面で重要な意義を帯びるようになる。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年8月28日