商務部(省)は5日、第3回中国国際輸入博覧会で「中国外資統計年報2020年」を発表し、第13次五カ年計画(2016-2020年)の期間に、中国が導入する外資は全体で6900億ドル(1ドルは103.6円)に達し、年平均導入額は第12次五カ年計画期間に比べて100億ドル以上増える見込みであると発表した。新華社が伝えた。
同年報によると、第13次五カ年計画期間にすでに導入した外資は5496億ドルに達し、年平均増加率は1%。17年から19年まで3年連続で、中国は世界2位の外資導入国になった。おおまかな計算では、同期間の外資導入額は6900億ドル前後に達し、年平均導入額は第12次五カ年計画期間より100億ドル以上増えるという。
同部が発表したデータによると、第13次五カ年計画期間に、外資系企業の輸出総額は3兆9千億ドルに達して、全国の輸出額に占める割合は41.7%になり、輸入総額は3兆4千億ドルで44.8%を占めた。納税総額は11兆4千億元(1元は約15.6円)に上り、全国の税収の19.3%を占めた。都市部で約4千万人の雇用を生み出した。
同部外国投資管理司の宗長青司長は、「特殊な状況が起こらなければ、今年第4四半期(10-12月)の外資導入は安定傾向の中で好調さを維持する状況が続き、通年の『外資の安定』の取り組みの目標は達成できるだろう」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年11月6日