中国有人宇宙事業弁公室によると、中国の宇宙ステーション「天和」コアモジュールの打ち上げ任務を担当する「長征5号B遥2」キャリアロケットが出荷前のすべての開発活動を終え、22日に安全に海南文昌航天発射場に安全に輸送された。同ロケットは今後、すでに到着していた「天和」コアモジュールと共に計画に従い、打ち上げエリアでの総組立及び試験作業を展開する。
中国航天科技集団第一研究院が開発を担当する長征5号B、長征2号F、長征7号3型キャリアロケットは、それぞれ宇宙ステーションのコアモジュール、有人宇宙船「神舟」、無人補給船「天舟」の打ち上げを担当する。これまで中国有人宇宙事業弁公室が発表していた情報によると、この3種のキャリアロケットのチームは春節期間中も開発の最前線で奮闘し、各種任務の予定通りの完了を秩序正しく推進した。神舟12号と神舟13号の打ち上げ任務を担当する長征2号F遥12、遥13は動く態勢が整っている。天舟2号の打ち上げ任務を担当する長征7号遥3は全体の総組立を実施している。
宇宙ステーション建設任務計画によると、中国は今年と来年に11回の飛行任務を実施し、2022年前後に宇宙ステーションの軌道上の建設を完了し、中国有人宇宙事業の3ステップ発展戦略の3ステップ目の任務目標を実現する計画だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年2月23日