中国の越境ECが世界のトップレベルであること、中国市場と国際市場の融合が加速していること、中国経済の回復、そして市場の極めて大きなポテンシャルの中に、海外の業者はより多くのチャンスを見ている。
「ダブル11」を迎えるため、多くの海外業者が大分前から準備を始めていた。10月末にはドバイのラクダ牧場に、「家を豊かにするには勤勉しかない、頑張ってミルクを生産して中国に行こう」と中国語で書かれた横断幕が掲げられた。
この牧場「キャメリシャス」は現在、世界最大規模の現代化されたラクダ養殖場だ。中国の「ダブル11」に参戦するため、ここのラクダは「残業してがんばり」、これまでに160万リットル以上のミルクをストックした。「ダブル11」プレセールが始まると、海外の旗艦店では売上が激増し、ショッピングイベント「618」のセール期間に比べて200%増加した。
統計によると、今年の天猫「ダブル11」には220を超える国・地域の海外業者2万5千以上が参加するほか、2600を超える海外新ブランドが初めてお目見えするという。
中国国際経済交流センターの米欧研究所の張茉楠首席研究員は、「中国国内市場の政策的つまりを取り除き、市場の活力とポテンシャルを活性化させるという大きな背景の中で、越境ECが国内と国外の2つの循環を促進する重要な媒体になる」と指摘した。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年11月12日