「基本年金保険基金受託運営2019年度報告」がこのほど公開された。それによると、2019年末現在、各省が全国社会保障基金理事会に投資・運営を委託した基本年金保険基金の資産残高が1兆767億8千万元(1元は約15.9円)に上り、同年の投資収益は663億8600万元、投資収益率は9.03%に達したという。「工人日報」が伝えた。
15年に国務院が通達した「基本年金保険基金投資管理規定」は、各省・自治区・直轄市の基本年金保険基金の残高について、一定の支払費用を保留した後、全国社会保障基金理事会に統一的に委託して市場化された投資・運営を行うことを可能とする旨を明確にした。
16年末に市場化された投資・運営が正式にスタートして以来、投資収益は850億6900万元に上り、元利を保証し残高を増やすという目標を達成し、中国の基本年金保険制度の持続可能な発展を力強く支えた。これまでに国内25省・区・市が同理事会と投資委託契約に調印しており、契約額は1兆1100億元を超え、実際に入金された資金は約9800億元に達した。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年11月26日