姫氏はバラエティ番組やキャラクター商品の技術支援を行う過程で、一部の商品はオンライン決済をする人の年齢が9-13歳に集中していることに気づいたという。
蘇寧金融研究院の報告も次のように指摘した。Z世代の消費には、趣味のためにお金を使おうとする、ユーザー生成コンテンツ(UGC)プラットフォームを非常に好む、「ものぐさ経済」と「オタク文化」を追求する、顔面偏差値とかわいいペットをこよなく愛する、といった消費の特徴がある。彼らがよしとする文化や価値観がますます多くの人に受け入れられるようになり、影響力も日増しに強まっている。
名創優品の共同創業者の葉国富氏は、「『素晴らしい消費』のこれからは長期的にみて非常によいものになるだろう。コストパフォーマンスを追求するだけでは若い消費者を動かすことはできない。消費者に楽しい体験ができる『素晴らしい消費』こそ、若い消費者を争奪する新たなレースだ」と述べた。
今や、消費市場に対するZ世代の影響力が徐々に強まり、ますます多くの企業やブランドがこの層の消費習慣や嗜好に的を絞り、モデル転換と発展を進めている。
ショッピング・交流プラットフォームの小紅書の創業者の瞿芳氏は、「暮らしを愛し、共有を愛するといった若者の特徴を発見した」として、次のデータを紹介した。現在、小紅書には毎月1億人を超えるアクティブユーザーがおり、その72%が90後(1990年代生まれ)で、さらにその半分が95後のZ世代だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年12月9日