李克強総理は14日、経済協力開発機構条約(OECD条約)調印60周年記念行事でビデオによるスピーチを行った。新華社が伝えた。
李総理は、「OECDは長年にわたり国際開発政策の研究と調整に尽力し、国際経済協力において重要な役割を果たしてきた。中国とOECDの政策対話協力関係の構築から今年でちょうど25年になる。過去25年間、中国の発展に伴い、双方は多様な形式の、相互に有益な交流や協力を実施してきた」と指摘。
また李総理は、「新型コロナウイルス感染症による深刻な打撃を前に、中国は新型コロナ対策と経済・社会発展を統合的に計画し、一連の対処措置を講じて、感染拡大を効果的に抑え込み、雇用と経済の基盤をしっかりと安定させた。中国経済は年間でプラス成長を実現する見通しだ。我々は経済法則を尊重し、マクロ調整を通じて、市場と共に努力し、マクロ政策の継続性、有効性、持続可能性を保って、中国経済の合理的範囲内の運営を維持し、長期安定的に発展させ、市場に安定を予期させるべく努力していく」とした。
李総理はさらに、「中国は依然として世界最大の発展途上国であり、発展は中国のあらゆる問題を解決する基礎であり、鍵となる。我々は対外開放水準を全面的に高め、新発展構造を構築し、質の高い発展を推進していく。我々は先進国を含む世界各国と協力を深め、貿易と投資の自由化及び円滑化を推進して、中国と世界が発展のチャンスを共有し、より良く互恵・ウィンウィンを実現できるようにしたい。また、OECDが引き続き自らの強みを発揮し、『より良い政策、より良い生活』という趣旨に従い、世界経済の力強く、持続可能で、均衡ある、包摂的な成長を促進することを希望する」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年12月15日