フリーエージェント(FA)宣言をした西武・豊田清投手(34)が11日、東京都内のホテルで巨人・清武英利代表と第1回交渉を行い、清武代表は複数年契約と背番号20を提示した。豊田投手は「(FA宣言は)最後の賭けなので、じっくり考えたい」とし、巨人移籍について即答を避けた。
豊田は「一緒に戦ってほしいと言われ、うれしい」と笑顔を見せ、交渉途中に巨人・原監督から電話があったことも明かした。今後については「13年間支えてくれたファンもいる。きょうでどうのこうのというのはない」と慎重な姿勢に終始した。
現段階で巨人以外からのオファーはないとしており、近親者などと相談の上、西武残留か巨人移籍かを決断するとみられる。清武代表は「交渉のテーブルにつけてホッとしている。まだそういう段階ですね」と話した。【高山純二】