自民党津島派は29日、9月の総裁選に向けた額賀福志郎防衛庁長官の擁立問題について、8月10日の派閥研修会までに意見集約を目指す方針を固めた。額賀氏の擁立に慎重な久間章生総務会長と片山虎之助参院幹事長が29日、広島市内で協議するなど派内調整を活発化させている。
同派の青木幹雄参院議員会長と片山氏は、25日に額賀氏と会談した際に「衆院がまとまれば参院側も協力する」と伝えており、額賀氏が安倍晋三官房長官支持の動きもある衆院側を説得できるかが焦点。そうした中、額賀氏は28日、久間氏に電話で「私は(出馬に)中立。皆さんの判断に任せたい」と語った。【堀井恵里子】
毎日新聞 2006年7月29日