サッカーの22歳以下(U22)日本代表は22日、前日のU22米国戦に先発しなかったメンバーでJ2札幌と練習試合を熊本県内で行い、0-1で敗れた。主力の一部を欠く相手を攻めあぐね、何度かあった決定的なチャンスも生かせなかった。逆に後半42分に逆襲からDFの裏を取られ、札幌の20歳のFW石井にゴールを許した。
FW陣5人でもっとも若い森島康(セ大阪)が、がむしゃらにボールに食らいつく闘志は光ったが、ゴールをこじ開けることはできなかった。「後ろはがんばってくれたので、結果的に負けたのはFWのせい。またイチから出直します」。ただ、コンパクトに守ってスペースを消してきた札幌の堅守を崩せなかったのはチーム全体の問題でもある。簡単なパスミスも目立った。
ゴールが遠く、前日に続いて収穫よりも課題が続出。反町監督は口を真一文字に結んだまま、厳しい表情で足早に会場を去った。
この2試合の結果を踏まえてFW森島康、苔口(ともにセ大阪)、DF内田(鹿島)、千葉(新潟)の4人が外れることが同日、日本サッカー協会から発表された。残りは20人で、最終的には18人が北京五輪アジア2次予選・香港戦(28日、東京・国立)の登録メンバーとなる。【安間徹】
毎日新聞 2007年2月22日 19時38分 (最終更新時間 2月22日 20時03分)