青森県大間町の沖で、青森朝日放送の取材スタッフなど4人が乗ったヘリコプターが墜落した事故です。国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会は、海中から引き揚げられた機体を秋田空港の格納庫に移し、原因究明の本格的な調査に入りました。
海底から引き揚げられたヘリコプターの機体は、10日夜遅く、ヘリを所有する小川航空の格納庫がある秋田空港に運ばれました。
そして、11日午前8時に事故調査委員会のメンバーが秋田空港に到着し、機体の本格的な調査を始めました。
これまでの調査で、ヘリの機体に爆発などによる焼け焦げた跡などはなく、燃料も残っていたことがわかっています。
また、機体の前の部分の損傷が激しいことなどから、飛行中と同じ速さのまま、かなり急な角度で海に突っ込んだものと見られ、事故調査委員会では、海面の接近に気づかず、墜落した可能性があると見て原因を調べています。(11日11:42)