新型インフルエンザの感染拡大を防ぐために休校していた大阪や兵庫の学校が２５日から授業を再開しました。１週間ぶりの再開に学校側も対応に追われています。

　幼稚園、小・中・高校ともに再開した大阪市。この小学校でも児童たちが１週間ぶりに元気に登校しました。

　「おはようございます」（児童）

　全校児童が校庭に集まり、手洗い、うがいを徹底するよう話を聞いた後、各教室に戻り、この１週間、どのように過ごしたかを発表しました。

　「退屈でした」（児童）
　「学校に行きたいけど、なかったから我慢していた」（児童）
Ｑ．インフルエンザどう思う？
　「最悪と思います」（児童）

　大阪府下だけで休校していた学校は、あわせて１７００校あまり。各学校では感染防止の徹底と生徒の健康状態について調査を行います。

　大阪府吹田市の保育園にも、子どもたちが帰ってきました。

　「ホッとしています。（子どもに）ストレスがたまって、泣いていた」（保護者）

　子どもたちは、久々に会う友達とはしゃいでいました。保育園では、手洗いや検温の回数を普段より増やすということです。

　また、兵庫県豊岡市では、中学３年生１７６人が２５日朝、東京への修学旅行へ出発しました。一時は中止も検討されただけに、生徒たちの期待も高まります。

　「うれしいです」（生徒）
　「歩いて話したりするのが楽しみです」（生徒）
　「心配といえば心配です。最後の修学旅行なので楽しんでほしい」（保護者）

　「元気な子どもたちばかりが行くわけですから、うつすという可能性についても変わらない。それならば、教育現場としては教育を重視しようと」（兵庫県豊岡市　中貝宗治 市長）

　生徒たちは３日間の日程で国会や浅草、東京ディズニーランドを見学するということですが、数人単位で都内をめぐるグループ行動は中止にするということです。（25日11:32）