円安や株高が追い風となり、昨年度の公的年金の積立金の運用益が、11兆円余りと過去最高となったことが分かりました。
「収益率、収益額ともに過去1番目」(年金積立金管理運用独立法人の会見)
国民年金や厚生年金など公的年金の運用を行っている独立行政法人によりますと、昨年度の運用収益は11兆2222億円となり、2001年度に自主運用を始めて以来最高の収益となったことがわかりました。運用利回りも10.23%で過去最高でした。
投資先でみると、最も収益をあげたのは外国株式の28.91%、次いで国内株式の23.4%となっていて、いわゆる「アベノミクス」の影響などで円安と株高が進み運用収益が膨らみました。
これにより、昨年度末の運用資産の総額は120兆4653億円と、3年ぶりに120兆円台を回復しました。(02日16:38)