日銀は景気の判断を先月までの「大幅に悪化している」から、「悪化を続けている」と上方修正しました。
「崖から落ちるとか、あるいはフリーフォール、そういった(悪化の)状態はとりあえず過ぎ去りつつある」(白川方明 総裁)
日銀は先月まで4か月連続で景気の現状について「大幅に悪化」としてきましたが、今回の政策決定会合で「悪化を続けている」と判断を上方修正しました。
日銀が景気判断を上方修正するのは2年10か月ぶりで、「輸出や生産は下げ止まりつつある」として、先行きについても「悪化のテンポが徐々に和らぎ、次第に下げ止まっていく可能性が高い」と指摘しました。
また、政策金利を現行の年0.1パーセントに据え置き、金融機関への資金供給の担保としてアメリカやイギリスなどの外国債を新たに加えました。(22日20:25)