日本を訪れる外国人旅行者数の今年の実績について、観光庁は、「前年割れは必至で2割減少する」との見込みを示しました。
観光庁によりますと、先月、日本を訪れた外国人旅行者数は53万6000人で、前の年の同じ月に比べて16.4%減少しました。
これで14か月連続のマイナスで、今年の実績について観光庁は、前の年から2割減少して650万人程度になる見込みとしています。
世界的景気低迷や新型インフルエンザなどが主な要因ですが、6年前にビジット・ジャパン・キャンペーンが始まって以来、初めての減少で、4年前の水準に戻ることになりそうです。
観光庁では、10年後までに訪日外国人旅行者数を2500万人にするとしていて、来年度予算の概算要求も今年度の4倍を見積もっています。(28日19:24)