東京都は親の共働きなどで家庭が留守になる小学生を、夜でも受け入れることができる学童クラブを設置する方針を固めました。

　東京都が２００７年度に行った調査では、子どもを学童クラブに預けている１３００世帯のうち、およそ５５パーセントが午後６時以降の利用を希望していました。

　しかし厚生労働省によりますと、去年５月の時点でも午後６時を過ぎて利用できる学童クラブは全体のおよそ２割にとどまっています。こうした実態を受け、都は新たに午後７時以降まで利用できる学童クラブを設置する方針を固めました。

　都はこうした施設に対し、運営費の一部を従来の補助金にさらに上乗せして助成する考えで、２０１０年度からの３年間で、およそ６０００人の受け入れを目指しています。すでに市区町村などが運営している学童クラブにも、利用時間の延長を求めることにしています。（07日17:09）