１０日未明、神奈川県綾瀬市の住宅で夫を包丁で刺した、２２歳の妻が警察に逮捕されました。逮捕された妻は、警察の調べに対し、「父親と夫のけんかをとめようとして刺した」などと供述しているということです。

　１０日午前１時すぎ、綾瀬市深谷南の住宅から「人が刺された」と１１９番通報がありました。

　警察官が駆けつけたところ、この家に住む、無職の小野寺志保容疑者（２２）が夫（２２）を包丁で刺したことを認めたため、警察はその場で小野寺容疑者を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。夫は病院に運ばれましたが、背中を刺されていて重傷です。

　警察によりますと、小野寺容疑者は夫や子ども、そして自分の父親（４６）と兄の５人暮らしで、普段の生活態度をめぐって夫と父親が取っ組み合いのけんかを始めたということです。

　小野寺容疑者は、調べに対し、「酒に酔って帰ってきた夫が父とけんかをしていたので、とめようと思って刺したが殺す気はなかった」と供述しているということで、警察は事件の経緯についてさらに調べを進めています。（10日12:42）