石川県金沢市の住宅街で、猟友会の会員にかみつくなどして大暴れしたイノシシが警察官の拳銃で射殺されました。

　１１日午前１１時ごろ、金沢市伏見台の路上でイノシシが乗用車にひかれました。

　イノシシは車のタイヤに足を挟まれたままの状態で生きていて、駆除のために猟友会の会員が駆けつけましたが、２人の足や手をかみ、けがをさせた後、そのまま住宅街へ逃走しました。このため警察官２人が拳銃を合わせて６発発砲し、イノシシを射殺しました。

　「パンパンと軽い音が聞こえた。何かなと飛び出したら、イノシシが来ていた」（近所の人）

　けがをした猟友会の２人は猟銃を持っておらず、警察では、「２人にけがを負わせ、市民に危険が及ぶおそれがあった」と話しています。（11日23:46）