結婚詐欺などの罪で起訴された３５歳の女の周辺で男性の不審死が相次いでいる疑惑です。警察は、女が去年８月に不審な死を遂げた４１歳の男性からも現金をだまし取ったとして、再逮捕しました。

　詐欺や窃盗などの罪で起訴されている３５歳の女の周辺では、知人の男性４人が相次いで不審な死を遂げています。

　警察はこのうち、去年８月に埼玉県富士見市の駐車場で、レンタカーの中で遺体で見つかった東京・千代田区の会社員、大出嘉之さん（当時４１）の死について、直前まで女と会っていたことや、体内から検出された睡眠導入剤の成分が女が処方されたものと一致したことなどから、女との関連を捜査しています。

　警察は、結婚サイトで大出さんと知り合った女が、大出さんが死亡する直前の７月下旬、結婚する意思がないのにあるように装い、専門学校の学費名目で大出さんから４００数十万円をだまし取ったとして、女を詐欺の疑いで１１日、再逮捕しました。警察の取り調べに対し、女は容疑を否認しています。（11日16:49）