名古屋市で歩道にいた３人が乗用車にひき逃げされ、死亡した事件。愛知県警は、岐阜県の２６歳のブラジル人の男を運転手と断定し、指名手配しました。

　この事件は今月１日、名古屋市熱田区で、歩道にいた３人が突っ込んできた乗用車にはね飛ばされて死亡したもので、ブラジル人の男４人が車を乗り捨てて逃走しました。

　愛知県警は、車内に残された指紋などから、岐阜県美濃加茂市の２６歳のブラジル人の男を運転手と断定し、危険運転致死などの容疑で、４日夜、指名手配しました。

　事故を起こした車は盗難車で、別の車のナンバープレートが付けられていました。運転手の男はこちらのアパートに住んでいたとみられています。また駐車場では、事故を起こしたものと思われる車が付近の住民に目撃されています。

　「ナンバーは無かった。付いている時もあるよ。無い時もあるし」（指名手配の男の知人）
（ナンバープレートは常に同じ？）
　「違う。２、３回違っていた」

　現場から逃走した４人のうち、３１歳と３２歳のブラジル人の男２人が、「ニュースを見て怖くなった」などの理由で警察に出頭し、逮捕されています。そのため、現在も逃走を続けているのは、指名手配を受けた運転手と３０代のブラジル人の男の２人です。（04日23:59）