「再開にメド」の矢先にまた故障です。来月上旬の運転再開に向け、最終的な調整が行われている、高速増殖炉「もんじゅ」で、２７日未明、ナトリウム漏れを検出する装置が故障しました。現在は復旧しているということです。

　原子力安全・保安院によりますと、２７日未明、福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」の原子炉補助建物内にあるナトリウム漏れ検出器が故障しました。

　「もんじゅ」の職員が現場を確認しましたが、ナトリウム漏れはなく、検出器のモーターが動かなくなっていたということです。その後、復旧し、現在は正常に動いているということです。

　「万全に対応できたと思っていますので。タイミング的には、きのうのきょうというので。そういうことが起こっても、冷静、的確、迅速に対応できたことが、ひとつ示せたのかなと」（川端達夫文科相）

　「もんじゅ」は２６日、来月上旬の運転再開に向け、福井県の西川知事が、川端文部科学大臣、直嶋経済産業大臣らと最終調整を行ったばかりでした。（27日10:55）