東京は１０年ぶりに９月の猛暑日となりました。暑さで野菜の高騰が１０月まで続くこともありそうです。

　力士に抱かれ、大声で泣く赤ちゃん。９月恒例の神事が福岡で行われ、赤ちゃんが土俵入りしました。華やかな化粧まわしをつけた赤ちゃんの顔は、涙と汗でびっしょりでした。

　多くの学校では１日から新学期。真っ黒に日焼けした子どもたちが集まった教室には、笑顔があふれました。

　連日の猛暑だった８月。気象庁によりますと、東京や大阪など８４地点で８月の平均気温が史上最高となりました。この暑さは９月に入った１日も続き、京都・舞鶴で３８．３度、東京でも３５．９度と１０年ぶりに９月に猛暑日を記録しました。こちらの小学校では、始業式が行われる体育館に冷風機２台を設置。

　「熱中症対策ということで、あまりの暑さで、きょうの始業式、子どもの具合が悪くなると困るので準備しました」（汐入東小学校　羽中田彩記子校長）

　９月になってもまだまだ暑い日本列島ですが、山梨県では秋の味覚、巨峰が初出荷。もうすぐ実りの秋がやってきます。しかし、心配なことも・・・。干上がった田んぼに、枯れ始める稲。新潟県上越市では、雨が例年のわずか１割しか降っていないのです。

　「人間の力では、どうにもならない」（稲作農家）

　また、価格が高騰している葉物野菜。夜の高い気温が野菜の生育を遅らせているといいます。

　「残暑が続くということになりますと、夜の温度が２０度以下になるというタイミングがより後にずれますので、この９月の高値が１０月に持ち越すこともあると思う」（東京青果　加藤宏一課長補佐）

　東京都心でも１日、熱帯夜の連続日数が２３日となり、１９８４年の最多記録に並ぶことになります。気象庁は、少なくともあと１週間は平年よりも高い気温が続くと予想しています。（01日18:15）