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93歳の母親殺害、起訴内容認める

介護疲れを理由に93歳の母親の首をしめて殺害した男の裁判員裁判の初公判が開かれ、男は「間違いございません」と起訴内容を認めました。

 無職の佐藤正被告(66)は去年12月、東京・世田谷区の自宅で母親のタマヱさん(当時93)の首を絞めて殺害したとして、殺人の罪に問われています。

 2日、東京地裁で行われた初公判で佐藤被告は、「間違いございません」と起訴内容を認めたうえで、「大変申し訳ないことをしました」と頭を下げました。

 検察側は冒頭陳述で「認知症の母親の介護で相当な負担がかかり、同情すべき経過はあるが、在宅介護を始めて22日というあまりに早い時期で身勝手な犯行だ」と主張しました。

 一方、弁護側は「被告は反省しており、刑務所ではなく社会の中で更生すべき」と刑の執行を猶予するよう求めました。(02日15:59)

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