相次ぐ自転車事故を受け、東京・渋谷で一斉取締りが行われました。

　堂々と信号を無視し、道路を横断する自転車。警視庁・渋谷警察署は東京都内で相次ぐ自転車事故を受け、ＪＲ渋谷駅近くの交差点で一斉取締りを行いました。

　「後ろブレーキの付いていない自転車って道路を走っちゃだめなんですよ」（警察官）

　一斉取締りは午前８時からおよそ１時間行われ、「ピスト」などのブレーキの付いていない競技用自転車に乗っていたなどとして５人が摘発されたほか、ヘッドホンをつけたまま走行したなどとして２５人が警告を受けました。

　「（違法と）知っていたんですけど、直そうと思っていて直さなかった」（「ピスト」に乗る男性）

　自転車が絡む事故は９月までの交通事故全体のおよそ４割と過去最悪に迫っていて、警視庁は今月中にも交通ルールを周知徹底させる「自転車安全対策」を作成することにしています。（21日17:57）