裁判員制度がスタートしてから、今月２１日で丸３年になります。裁判員裁判は、およそ３４００件実施され、２万１０００人が裁判員を経験したことが最高裁判所のまとめで分かりました。

　最高裁によりますと、制度がスタートした２００９年５月から今年３月までに裁判員裁判は３４０９件が実施され、２万８１７人が裁判員を務め、７２５７人が補充裁判員を経験したということです。

　また、最高検察庁のまとめによりますと、有罪となった３６６９人のうち、死刑は１４人、無期懲役が７６人で、全面無罪判決は１７件ありました。

　裁判員裁判の傾向として、性犯罪などに対する量刑が重くなる一方で、保護観察付きの執行猶予判決が多いことなどが浮き彫りになっています。（19日02:29）