２０日、京都市右京区の東映京都撮影所で火事があり、撮影スタジオ１棟が全焼しました。けが人はいないということです。

　２０日午後１時半ごろ、京都市右京区の東映京都撮影所で「第一撮影所のセットが燃えている」と、撮影スタッフから１１９番通報がありました。消防車３６台が出動しましたが、火元となった撮影スタジオやプレハブ小屋などあわせて１３７５平方メートルが燃えたということです。

　「すごい火柱で（家の）裏に出たら、だいぶ熱かった」（近所の人）
　「空が完全に黒くなるぐらいの煙が上がりはじめた」

　警察によりますと、火事のあったスタジオは映画やドラマの撮影スタッフしか立ち入らないエリアで、テレビドラマの撮影準備中に火災が起きたということです。

　現場にはスタッフ１人がいましたが、避難して無事で、隣の観光施設「東映太秦映画村」にいた観光客たちも一時、離れた建物内に避難し、けが人などはいないということです。

　現場では火災前に漏電を知らせるアラームが２回鳴っていたことから、警察は、漏電が原因の可能性が高いとみて火事の原因を詳しく調べています。（21日05:01）